おひたしと言えば和食の小鉢の定番で、茹でた野菜をだし醤油に浸したシンプルなお料理です。
季節の野菜の美味しさをシンプルに味わえる調理法ですが、簡単そうで実は奥深く、特にお店で食べるおひたしはその格別の美味しさや美しさにうっとりとしてしまいますよね。
今回の記事ではご家庭でも手軽にできる方法で、いつものおひたしをもっと美味しくいただく秘訣をご紹介します。
ポイントを覚えれば、とても簡単にできますのでぜひ参考にしてみてください!
小松菜のおひたしの作り方
ご家庭で作るおひたしの定番野菜『小松菜』を使ったレシピです。
材料
- 小松菜 一把(約300g)
- 水 1カップ
- ほんだし 大さじ1/2
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
スティックタイプ(1本8g入り)のほんだしを使う時の分量は、約1/2本を目安に!
作り方
- 小松菜は根元を切り落とし、よく洗う
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩(分量外)を加えてさっと茹でる
- 水と調味料を小鍋に入れて火にかける
- ②を4〜5cm幅に切り、水気を絞って③に漬ける
- 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、味をなじませる
小松菜のおひたしを作る際のポイント
では、小松菜のおひたしを作る際のポイントをじっくりと確認していきましょう!
小松菜は根元を切り落とし、ため水でよく洗う
まず、小松菜の根元のかたい部分を切り落とします。
繋がっている根元ギリギリを切り落とすイメージで、1株ずつ丁寧に作業をすると無駄がありませんよ。
まとめて一気に切ると茎を切りすぎてしまいやすいので、面倒でも少しずつ丁寧にやってみてください。
根元を切り落としたら、なるべく大きなボールに水をためてよく洗います。
最初に根元の土や泥をよく落とし、仕上げに葉の部分を水につけて振り洗いをしましょう。
アブラナ科の小松菜は小さな虫がつきやすいので、流水ではなくため水で洗った方が効率的です。
小松菜はたっぷり沸かしたお湯に塩を加えて茹でる
続いて、小松菜を茹でていきます。
小松菜を茹でる時のポイントは、たっぷりのお湯に塩を加えて、切らずにそのまま茹でることです。
まずは繊維の硬い根元の部分からお湯に入れ、茎が柔らかくなったら火の通りやすい葉の部分もさっと茹でます。
根元や茎の部分が柔らかくなったら、菜箸などを使って小松菜を動かしながら葉の部分も茹でていきましょう!
茹ですぎると水っぽくなって美味しくないので、全体的に鮮やかな緑色になればOKです。
このように根元からさっと茹でることで、シャキッとした食感を楽しむことができますよ!
茹でた小松菜は、ザルにあげて粗熱をとる
さっと茹でた小松菜はザルにあげて粗熱をとります。
ほうれん草は水に晒すことが多いですが、小松菜はアクの少ない野菜なので茹でた後は水に晒さなくて大丈夫です。
逆に水に晒してしまうと、水っぽく仕上がったり、栄養素が水に流れてしまうこともあるので注意しましょう!
食べやすい長さに切り、水気を絞って調味液に浸ける
小松菜は粗熱が取れたら4〜5cmの食べやすい長さに切り揃え、しっかりと水気を絞ります。
野菜がつぶれないように気をつけながら、しっかり力を加えて絞りましょう!
耐熱ボウルまたは耐熱の保存容器を用意して、小鍋で温めた調味液に水気を絞った小松菜を浸します。
おひたしは冷める時に味が染み込みますので、粗熱が取れたらできれば冷蔵庫で1〜2時間程度味をなじませましょう。
もちろん時間がある時は、前日に仕込んで一晩置いても美味しくいただけます。
愛用しているIWAKIのふた付き保存容器は、調理用のボウル兼保存用のタッパーの役割をしてくれる一台二役のアイテムです。
ガラス製なので匂いや色が移ることもなく、衛生的に使える点がとても気に入っています。
いろいろなサイズが1セットになっているので、用途に合わせて使えるのもおすすめしたいポイントです。
まとめ|基本のおひたしの作り方を覚えて副菜のレパートリーを増やそう!
小松菜のおひたしの作り方について細かく説明しましたが、ポイントを押さえればあまり神経質にならなくても大丈夫です。
ぜひ基本の作り方を覚えて、便利な副菜のレパートリーに加えてみてください。
小松菜のおひたしに軽く炙った油揚げを加えるとジュワッと出汁を染み込んで味わい深くなりますし、さっと炒めたエノキを加えると、食感に変化がついて食べ応え満点になります。
トッピングにしらすやおかかをのせてもいいですね。
ぜひ様々なアレンジを効かせて、作り置きを充実させた楽しい食生活を送ってみてください。