カンボジアから帰国し、名古屋に住み始めてまもなく半年。
半年前までカンボジアにいたのが嘘みたいに、すっかり日本の生活に馴染んでいますが、最近は汗ばむ日も増えてきたせいかアジア料理が恋しい日々です。
そんな時、タイ出身の友人に教えてもらったガパオ炒めのレシピメモが手帳の間からヒラっと出てきたので、作り方を思い出しながら日本でも手に入りやすい食材でアレンジしつつ作ってみました。
そろそろエスニック料理が恋しくなる初夏。
なるべく本場の味を残しつつ、入手しやすい材料で、辛い味付けが苦手な方にも食べやすいようにアレンジしてありますので、タイ料理が食べたいなぁという日にぜひ作ってみてください。
ガパオとは?
日本でもよく知られているタイ料理の定番ガパオですが、実はガパオというのは料理名ではなくハーブの名前です。
ガパオとはホーリーバジル(Holy Basil)を意味し、タイ語での正式な料理名はパット・ガパオ(ホーリーバジル炒め)となります。
ホーリーバジルと一緒に炒める材料に決まりはないので、豚ひき肉のガパオ(パットガパオ・ムーサップ)や鶏肉のガパオ(パットガパオ・ガイ)、エビのガパオ(パットガパオ・クン)などアレンジが可能ですよ。
今回はタイ出身の友人のアミーナに教えてもらった鶏肉のガパオの作り方をご紹介します。
タイ人直伝!本場のガパオ炒めの作り方
まずは、タイ人アミーナのレシピを見ていきましょう!
タイ人が作る!鶏肉のガパオ炒めのレシピ
材料(2人分)
- 鶏ムネ肉 150〜200gくらい
- にんにくと唐辛子を合わせた調味料 テーブルスプーン1杯
- ホーリーバジルの葉 たっぷりと
- 青唐辛子と赤唐辛子 適量
- オイスターソース テーブルスプーン3杯
- ソイビーンズソース(タイのお醤油) テーブルスプーン1杯
- 砂糖 適量
- 塩 ティースプーン1/2杯
- 卵 2個
- サラダ油 適量
- ごはん 適量
手順
- 鶏むね肉は5mmくらいの角切り、唐辛子類は種ごと細切りにする
- 多めの油に唐辛子とにんにくを弱火で炒めて、鶏肉を加える
- 鶏肉の色が変わったら、調味料を加える
- 調味料がなじんだら、追い唐辛子をする(青唐辛子、赤唐辛子)を入れ、強火で水分を飛ばすように炒める
- 最後にホーリーバジルの葉を加えて火を止める
- バジルが全体になじんだら、塩と砂糖で味付けを調整する
- 目玉焼きを作って、盛り付ける
本場のガパオ炒めを作ってみた感想
作る時に辛いのが苦手と伝えてたので、かなり辛さは控えめに作ってくれているはずですが、唐辛子がたっぷり入っているので、激旨辛です。
ガパオ炒めの作り方を初めて習った感想としては、想像以上に油を使うんだなぁというのと、かなりオイスターソースを入れるんだなぁという印象でした。
濃いめの味付けでごはんがススム君!
ガパオの名の通りホーリーバジルの香りが最高なガパオ炒めができあがりました。
ヒーヒー言いながらも、もちろん美味しくいただきましたよ。
なかなか本場の家庭料理を教わる機会もないので、すごいいい経験になりました。
コープンカー!ありがとうございます!
日本人好みのにアレンジした本格ガパオ炒めの作り方
タイ人のアミーナに教えてもらったレシピを元に、日本のスーパーでも手に入りやすい材料で作るガパオ炒めのレシピを考えてみました。
まず、ガパオ炒めに欠かせないホーリーバジルですが、日本ではなかなか入手できない為、苦渋の決断にはなりますがスイートバジルで代用します。
また、タイのお醤油ソイビーンズソースは自宅になかったので、日本のお醤油で代用し、風味づけにナンプラーを少し加えました。
材料(2人分)
- 鶏ひき肉 150g
- 唐辛子 1〜2本
- にんにく 1かけ
- ししとう 4〜5本
- 玉ネギ 1/2個
- スイートバジル たっぷり1袋
- オリーブ油 大さじ2
- 卵 2個
【調味料】
- オイスターソース 大さじ1
- 醤油 小さじ2
- ナンプラー 小さじ1
- 砂糖 小さじ2
- お酒 大さじ1
- 水 大さじ1
- 塩胡椒 適宜
手順
- スイートバジルは葉を摘んでおく
- ししとうは軸を切って、種ごと斜め切りにする
- 唐辛子は種ごと輪切りにし、にんにくと玉ネギは粗めのみじん切りにする
辛いのが苦手な方は、唐辛子の種を取り除いておくと食べやすくなります!
- フライパンにオリーブ油を入れて、目玉焼きを作る
タイの目玉焼きはたっぷりの油の中に卵を割り入れて、油をかけながら揚げ焼きにするのがポイントですよ!
- 目玉焼き一度を取り出して、残った油に唐辛子とにんにくを入れて弱火で炒める
- にんにくの香りが立ってきたら、玉ネギを加えて中火で炒める
- 玉ネギがしんなりしてきたら、鶏ひき肉を加えて炒める
- 鶏ひき肉の色が変わったら、ししとうを加える
- ししとうがしんなりとしてなじんできたら、調味料を加えて煮詰める
- 最後にバジルを加えてひと混ぜしたら、火を止める
バジルは加熱しすぎると苦味が出てしまうので、余熱で火を通せばOKです!
- ごはんをよそって、目玉焼きと一緒に盛り付ける
美味しく仕上げるポイント
今回はししとうを使いましたが、手に入りにくい場合はピーマンでも大丈夫です。
また、お肉は今回鶏もものひき肉を使用しましたが、豚ひき肉でも美味しくできます。
唐辛子の量はお好みに合わせて調整してみてください。
わたしは辛いのがあまり得意ではないので、2人分で唐辛子1本を使いました。
まとめ|ジャスミンライスを添えれば完璧!
タイの香り米ジャスミンライスを炊けば、部屋中がエスニックな香りに囲まれて目を瞑ればそこはタイ!
手に入る場合は調味料もタイ産のものを使ってみるとさらに本場の味に近づきます。
気になる方はKALDIなどの輸入食材ショップなどで探してみてくださいね。