先月末、カンボジアから一緒に帰ってきた愛猫の大五郎くんと一緒に新幹線に乗って実家に帰省しました。
猫を連れて新幹線に乗るのは初めての経験だったので、周りの方に迷惑をかけないようにとドキドキしながらの移動でしたが、猫が暴れるなどのトラブルもなく、無事に名古屋から埼玉まで行くことができました。
猫や小犬などの小動物と一緒に新幹線に乗るには、どんな準備が必要なのか?
今回の記事ではペットを連れての新幹線乗車について、実体験をもとに解説していきます。
犬猫などのペットは新幹線に乗ることができるのか?
答えはYESです。
ペットは荷物扱いになるため、1回の乗車ごとに普通手回り品切符(290円)を購入すれば新幹線に乗ることができます。
但し、ペットを新幹線に乗せる際はいくつかの条件と守るべきルールがあります。
新幹線に乗せることができるペットの条件
- ペットは小犬・猫・鳩またはこれらに類する小動物であること
- 動物専用のケースに入れたもので、ケースの大きさは縦横高さの合計が120cm以下であること
- ケースと動物を合わせた重さが10kg以内であること
新幹線にペットを乗せる際のルール
- 駅や車内ではペットをケースからは絶対に出さないこと
- 原則として、座席にペットケースは置かないこと
ペットを新幹線に乗せる際は、ケースごと足元に置くのが基本ルールです。
しかし、足元に置くと列車の振れにびっくりして鳴いたり、落ち着かないこともあるかもしれません。
周りに他の乗客がいない場合などは、状況に応じて膝の上に乗せてあげるとリラックスできるかと思います。
大五郎の場合は初めての新幹線に興奮したのか、ニャーニャーと声を出して鳴く場面も何度かありました。
優しく話しかけたり、膝の上に乗せることで安心して鳴き声が静かになりましたが、あまり大きな声で鳴き続けてしまった場合は、周りの方に配慮してデッキへ移動するなど臨機応変に対応してあげてください。
グリーン車もおすすめ
新幹線からJR在来線に乗り換えの場合、途中下車をしなければペットの切符はそのまま利用可能!
今回、名古屋駅から東京駅までは新幹線、東京駅から実家の埼玉まではJRの在来線を利用したのですが、ペットの手回り品切符はどこまで有効なのか分からず、駅員さんに聞いてみました。
わたしが聞いたところによると、途中下車をしない限り当日中であればそのまま埼玉まで利用可能ということでした。
区間によっても異なるかもしれないので、不安な場合は駅の窓口で確認してみてください。
切符の裏面に記載されている通り、手回り品切符は下車した駅で回収されます。
特に確認を受けることはありませんでしたが、乗車中は見えやすい場所にくくり付けておきましょう。
猫を新幹線に乗せる際の事前準備
猫は慣れない環境でストレスを感じやすい生き物です。
新幹線のような長距離かつ長時間の移動の際に、なるべくストレスを感じさせないよう最善の準備をしておきましょう!
移動用ケージやハーネスをつける練習をする
新幹線移動をすることが決まったら、移動用のペットケージに入る練習をしておきましょう。
猫にとって慣れない環境にいきなり長時間いることはかなりのストレスになるので、猫の性格に合わせてまずは5分10分程度から始めてみるといいかと思います。
ケージの中に猫の好きなおもちゃを入れたり、少量のまたたびを使用するのもおすすめです。
大五郎くんはまたたびのおかげでペットケージが大好きになりました。
移動用のペットケージを、猫にとって安心できる場所であると認識させることが最も重要です。
ある程度慣れたら、リードやハーネスをつける練習も合わせてしておきましょう。
移動日の食事は軽めにする
猫は慣れない新幹線の騒音にストレスを感じたり、乗り物酔いなどを起こして突然嘔吐してしまう可能性もあります。
フードの吐き戻しを最小限に抑える方法として、移動日の食事は消化のいいウエットフードにし、家を出る2〜3時間前には食事を済ませておきましょう。
ウエットフードは消化がいいだけでなく、水分補給も同時にできるので水分不足による脱水を防ぐこともできます。
また、当日までの体調管理も重要です。
体調万全で移動できるように食事や睡眠の管理はもちろん、なるべくリラックスした状態で移動できるように、甘えてくる猫と思いっきり遊ぶなどをして心のケアもお忘れなく!
猫を新幹線に乗せる際のおすすめアイテム
さてさて、あとは心の準備をしながら当日を迎えるのが楽しみですね。
最後に猫を新幹線に乗せる際、あると便利なおすすめグッズをご紹介します。
猫を入れるためのキャリーバッグ
まず必須アイテムの持ち運びができるペット用ケージですが、軽くて丈夫なソフトキャリータイプを使用しています。
Pawabooの猫キャリーは高さが28cmと国際線の機内持ち込みにも対応しやすいサイズ感で、ファスナーでしっかり留められる点がおすすめのポイントです。
実際にこのキャリーを使って、カンボジアから日本まで帰ってきました!
側面がメッシュなので通気性もよく、猫自身で外の様子を確認できるので、周りが気になる大五郎にとっては安心感があるようです。
また本体の重さは1kg程度と非常に軽いので、体重4kgの大五郎を入れても持ち運ぶのが苦ではありませんし、新幹線に乗せる際の重量制限10kgを余裕でクリアできます。
現在Pawabooのペットキャリーは在庫切れということなので、類似商品のリンクも併せて貼っておきます。
脱走防止のためのリードやハーネス
基本的には猫はおとなしい動物ですが、やはり慣れない環境では何が起こる分わかりません。
新幹線の中で突然飛び出したり、脱走をしてしまうと本当に本当に大変なので、周りの方に迷惑をかけないためにも公共の乗り物ではリードやハーネスを装着することをおすすめします。
Pawabooの猫キャリーにはリードを固定するフックが付いており、長距離移動の時には活用しています。
脱臭効果もあるおしっこ吸収シート
猫は環境の変化にとても敏感なため、いつもと違う環境に緊張して、突然おしっこをしたり嘔吐してしまう可能性があります。
ペットケージの中に吸水性のあるトイレシートを敷いておけば、突然の出来事にも慌てず対応ができますよ。
特に車内では汚物の臭いが充満してしまう心配もあるので、脱臭効果のあるトイレシートがおすすめです。
ペットが乗り物に慣れてない場合や長距離移動の時は、念のため予備で2〜3枚持っておくとより安心かもしれません。
水分補給もできるおやつ
猫はもともと砂漠の生き物なので、少ない水分で生きられるような体の仕組みになっており、普段からあまり水を飲みません。
しかしそれでも移動が長くなるとストレスを感じてよだれを垂らしてしまったり、脱水症状を起こして気分が悪くなってしまうこともあります。
新幹線の中で食事を与えることはできませんが、緊急事態に備えてすぐに水分補給ができるようなおやつを持参しておくと安心です。
例えばスティック型でウエットタイプのちゅーるは容器を使わずそのまま食べられるので、休憩中のトイレや目的地に到着してすぐに与えることができますよ。
まとめ|ペットと一緒に公共の乗り物に乗る際は必ずルールを守りましょう!
今回はペットと一緒に新幹線に乗る方法について、実体験をもとに解説しました。
JR線や新幹線の場合は普通手回り品切符を購入することで、猫や小犬など条件に合った小動物を列車に乗せることが可能です。
しかし、鉄道会社や地域によって乗車ルールが違いますので、ペットを公共の乗り物に乗せる際は必ずルールを確認し、周りの方に配慮した行動を心がけましょう。
一人一人がルールをきちんと守ることでペットとの行動範囲を広げ、楽しい未来に繋がっていきます。
それでは、これからも素敵なペットライフを!