カンボジアから一緒に帰国した愛猫の大五郎は現在3歳のオス猫です。
猫の1年は人間の4年分に相当すると言われていて、3歳の猫は人間で言うとだいたい28歳くらいになります。
今回の記事では、猫の年齢を人間の年齢に換算する方法や一般的な猫の寿命について、実際に大五郎の成長過程の写真を振り返りながらご紹介します。
猫と人間の年齢比較表と計算方法
下記の表は、猫の年齢を人間に当てはめた場合の標準的な年齢比較表です。
猫の年齢 | 人間 | 猫の年齢 | 人間 | 猫の年齢 | 人間 |
1ヶ月 | 4歳 | 3年 | 28歳 | 11年 | 60歳 |
2ヶ月 | 8歳 | 4年 | 32歳 | 12年 | 64歳 |
3ヶ月 | 10歳 | 5年 | 36歳 | 13年 | 68歳 |
6ヶ月 | 14歳 | 6年 | 40歳 | 14年 | 72歳 |
9ヶ月 | 16歳 | 7年 | 44歳 | 15年 | 76歳 |
1年 | 18歳 | 8年 | 48歳 | 16年 | 80歳 |
1年半 | 20歳 | 9年 | 52歳 | 17年 | 84歳 |
2年 | 24歳 | 10年 | 56歳 | 18年 | 88歳 |
参照:2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guideline
猫は最初の1年で急激に成長をして大人になり、2年を超えると1年で4歳ずつ歳をとります。
猫の年齢を人間の標準年齢に換算する計算式:24+(猫の年齢ー2)×4
写真で振り返る大五郎の成長と人間に換算した時の年齢
大五郎が我が家にやってきたのは、生後3ヶ月の時なので、人間で言うと10歳くらいの頃です。
猫の3ヶ月|人間の10歳
2020年2月、知り合いのゲストハウスで産まれた猫が我が家にやってきました。
初めはミャーミャー鳴いて警戒していましたが、1週間くらいで慣れたのか、近づいてきてこの甘えようです。
表情がなんだか幼くて目の色が黄色っぽい感じ、今と比べると本当に体も小さくてかわいい。
10歳で親元を離れて連れてこられた大五郎は、まだ少し不安そうな顔つきです。
生後3ヶ月
生後4ヶ月
生後5ヶ月
猫の6ヶ月|人間の14歳
産まれて半年の猫は、人間の年齢だと14歳くらいです。
家の中にある全てのものに興味を持ち、よく遊び、よく食べ、よく寝ています。
我が家に来て約3ヶ月の大五郎は、かなり慣れた様子でいろんなところでゴロゴロくつろいでいます。
たくさん食べて、手足も太くなり、体もずいぶんと大きくもなりました。
生後6ヶ月
生後7ヶ月
生後8ヶ月
猫の9ヶ月|人間の16歳
生後9ヶ月の猫は、人間の16才くらいです。
我が家に来た時と比べると、顔つきが丸くなり、表情もかなり優しくなっていますね。
完全に家族の一員として生活し、態度は少し偉そうなほど、少しわがままになってきました。
発情期が始まってくるのもこの頃なので、避妊手術を検討している方は計画的に予定を組んでおくといいですよ!
生後9ヶ月
生後10ヶ月
生後11ヶ月
猫の1年|人間の18歳
生後1年の猫は人間でいうと18歳、あっという間に大人になります。
大五郎は1歳になった頃から発情期を迎えたようで、野良猫の声に反応した夜泣きが激しくなってきたので、獣医師と相談をして去勢手術を行いました。
術後はタマタマが少し萎んだ程度で、体調は何の問題もなく、食欲も落ちずに元気にいてくれてよかったです。
しかし去勢したからといって夜泣きがすぐにおさまるわけではありませんでした。
発情期は猫によっていろいろな特徴が出るようですが、大五郎の場合はオス猫独特のスプレー行為(強い匂いのする尿を壁などに噴射するマーキング行動)はありませんでした。
去勢をして1〜2ヶ月くらいで、徐々におとなしくはなりました。
猫の1年半|人間の20歳
猫の1歳半は人間の20歳。
急速に成長する子猫の時の半年間とは違い、あまり大きな変化はありませんが、もう立派な大人(成猫)の仲間入りです。
猫の2年|人間の24歳
2歳の猫は人間の24歳くらいで、2歳以降は人間換算で考えると1年で4歳ずつ年をとる計算となります。
もうすでに成猫になっており、体の大きさなどの変化はあまりないですが、猫は2歳になったくらいで歯が黄色くなり、お口のトラブル(歯周病や歯肉炎など)が増えてくると言われています。
早期発見が重要なので、1年に1度の予防接種や定期検診は欠かさずに行いましょう!
大五郎は2歳を過ぎた頃の予防接種の際に歯肉の病気が見つかり、抜歯の手術を受けました。
お口のトラブルを少しでも軽減するため、最近は噛むことで歯石を除去してくれる歯磨きおやつガムを使っています。
全ての歯にあててまんべんなく噛ませるのは難しかったですが、味が好きなのか食いつきはよかったです。
猫の3年|人間の28歳
3歳の猫は、人間で言うと28歳。
3歳から6歳までの猫は体力や気力が充実していて、一番活発な時期とも言われています。
大五郎は現在3歳半なので人間でいうと30歳くらいですが、まだまだ甘えん坊のやんちゃ坊主で、突然1人運動会が始まるなどしてよく家中を駆け回っています。
活発なオス猫の大五郎にとって部屋の中だけでは遊び足りず、まだまだ体力が有り余っているのかもしれないですね。
おもちゃを使って一緒に遊んだり、甘えてくる時はかまってあげるなど、なるべくストレスを溜めないような環境を整えるためにいろいろと試行錯誤中です。
猫は10歳くらいからシニア猫と言われる
猫の年齢毎に大きく6つのグループ(子猫・青年・成猫・壮年・中年・老猫)に分類され、10歳くらいからシニア猫と呼ばれるようになります。
グループ | 猫年齢 | 人間年齢 |
子猫期 | 0〜1歳 | 1〜10歳 |
青年期 | 1〜2歳 | 15〜24歳 |
成猫期 | 3〜6歳 | 28〜40歳 |
壮年期 | 7〜10歳 | 44〜56歳 |
中年期 | 11〜14歳 | 60〜72歳 |
老猫期 | 15〜20歳 | 76〜96歳 |
参照:2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guideline
活発な成猫期を終えた7歳〜10歳くらいまでの壮年期の猫は、比較的穏やかな性格をしていることが多く、11歳〜14歳までは老化現象が現れ始める中年期、15歳からは本格的な老齢期を迎えて老猫となります。
一般的な猫の平均寿命
2022年の全国犬猫飼育実態調査の結果によると、猫全体の平均寿命は15.62歳となっており、ざっくり15〜16歳が寿命であると言えそうです。
また、感染症や交通事故、ケンカのリスクが低い室内飼いの猫の方が平均寿命が2年程度長いことがわかりました。
一般社団法人ペットフード協会より引用
調べてみると、20年以上生きる長寿猫も増えているということで、寿命にはかなり個体差があり、猫の種類や生活環境に大きく左右されるようです。
世界最長の長寿猫はアメリカのテキサス州で飼われていたCreme Puffという名前のメス猫で、38歳3日(1967年〜2005年)というギネス記録を残しています。
人間の年齢に換算すると168歳まで生きたことになるそうですよ!
まとめ|大五郎よ、これからも元気に長生きしてね!
今年の11月で大五郎は生まれて4年、人間で言うと32歳の立派な中年です。
ついこの間まではあんなに小さかったのになぁと思っていたら、あっという間に同世代。
ちなみに2年後2025年には、大五郎センパイは6歳(人間の40歳)になるので、39歳のわたしの方が年下です。
その先はどう考えても猫の方が先に老いていくのだと考えるとなんだか寂しくなりますが、今ある時間を大切に、猫がなるべく長生きできるような環境で一緒に生活できたらいいなと思っています。